※Progress in Earth and Planetary Science は,公益社団法人日本地球惑星科学連合(JpGU)が運営する英文電子ジャーナルで,JpGUに参加する50学協会と協力して出版しています.

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Progress in Earth and Planetary Science

日本語Abstract

Research

Solid earth sciences

201703201703

高温高圧下におけるFe-S-Si系の溶融関係:惑星核への適用

坂入 崇紀,大谷 栄治,鎌田 誠司,境 毅、坂巻 達也,平尾 直久

Melting relations in the Fe–S–Si system at high pressure and temperature: Implications for the planetary core

Sakairi T, Ohtani E, Kamada S, Sakai T, Sakamaki T, Hirao N

Planetary core, melting relations, Fe–S–Si system, diamond anvil cell

鉄および鉄-軽元素系の融解曲線。火星と水星の核の温度分布も示されている。

X線回折と両面レーザー加熱ダイヤモンドアンビルを使用することにより、Fe-S-Si系の相および融解関係を60GPaまで測定した。X線回折パターンに基づいて、hcp / fcc Fe-Si合金およびFe3SがFe-S-Si系のサブソリダス条件下で安定相であることを確認した。固相線温度と液相線温度はともに純鉄の融点よりも著しく低く、両者は圧力ともに増加する。ここで決定されたFe-S-Si系の液相線と固相線の傾きは、水星および火星の液体核の断熱温度勾配よりも小さい。このことから、これらの惑星の核の結晶化はコア - マントル境界領域で始まったと考えられる。

日本語原稿執筆者:大谷 栄治(東北大学)
(敬称略)