※Progress in Earth and Planetary Science は,公益社団法人日本地球惑星科学連合(JpGU)が運営する英文電子ジャーナルで,JpGUに参加する50学協会と協力して出版しています.

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Progress in Earth and Planetary Science

日本語Abstract

Review

Solid earth sciences

201606201606

高圧下での三次元イメージング:GSECARSビームラインでの高圧X線マイクロトモグラフィー開発におけるこの10年

Yu T, Wang Y, Rivers M L

Imaging in 3D under pressure: a decade of high-pressure X-ray microtomography development at GSECARS

Yu T, Wang Y, Rivers M L

High pressure, Tomography, Synchrotron, Density, Rotation, Shear, Non-crystalline, Elasticity

剪断変形下におけるオリビン中のFeSメルト分布の変化

高圧X線マイクロトモグラフィー(HPXMT)装置は、シカゴの第三世代放射光施設Advanced Photon SourceにおけるGSECARS(GeoSoilEnviroCARS; https://gsecars.uchicago.edu/)のビームラインにて、2005年より供用が開始されている。強力な放射光X線とX線モード(白色/単色)の素早い切替(白色はX線回折用、単色はイメージング用)との組み合わせにより、HPXMT測定は高温高圧下での物質の体積や三次元組織・微細構造といったユニークな情報をもたらしてくれる。この装置では上下の対向アンビルを独立に回転させることができるため、試料に剪断応力をかけることができる。これにより高温高圧下での剪断変形実験を行うことが可能である。さらにHPXMT装置は試料が結晶質か非晶質かを問わず物質の高温高圧下における物性を調べる上で強力なツールとなる。この10年間に、ユーザーからの要望に応えるべく技術開発、装置性能の向上や測定手法の追加など多くの改良が実施されてきた。本稿では、HPXMT装置の最新のレポートを行い、この装置を用いた研究成果のレビューおよび今後の開発展望について述べる。

日本語原稿執筆者:寺崎 英紀(大阪大学)
(敬称略)