※Progress in Earth and Planetary Science は,公益社団法人日本地球惑星科学連合(JpGU)が運営する英文電子ジャーナルで,JpGUに参加する50学協会と協力して出版しています.

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Progress in Earth and Planetary Science

日本語Abstract

Review

Space and planetary sciences

201509201509

太陽地球結合系の気候・天気に関する国際共同研究プロジェクト(CAWSES II)の総括

津田 敏隆,Shepherd M G,Gopalswamy N

Advancing the understanding of the Sun-Earth interaction - the Climate and Weather of the Sun-Earth System (CAWSES) II Program

Tsuda T, Shepherd M G, Gopalswamy N

Coupled solar–terrestrial system, Solar activity, Space weather, Geospace, Atmospheric coupling, Trends, Global warming, Paleoclimatology

CAWSES II における4つの主要課題および関連活動(E-science, capacity building)

ICSU傘下の太陽地球系科学国際委員会(The Scientific Committee on Solar-Terrestrial Physics:SCOSTEP) は国際共同研究プロジェクトとして「太陽地球結合系の気候・天気(Climate and Weather of the Sun-Earth System:CAWSES)」」を2004-2008年に実施した.さらに,その成果を発展させるべく,第2期後継プロジェクトとして CAWSES II を2009~2013年に実施した.CAWSESでは太陽活動の短期および長期変動が地球に与える影響に着目し,太陽から地球へのエネルギーの流入過程と地球周辺大気および磁気圏の応答を統合的に明らかにすることを主題としている.とりわけ,CAWSES II では未解明の課題(タスク)として, (1) 太陽活動が地球の気候変動に与える影響, (2) 地球環境変化に対する超高層大気の応答, (3) 太陽の短期的変動が地球周辺の大気環境に与える影響, (4) 下層大気から上方へのエネルギー輸送に対する超高層大気の応答,の4つを取り上げ,これらの課題を解明すべく国際共同研究を展開した.同時に,E-science とキャパシティビルディングにも重点的に取り組んだ.上記の4課題およびE-science を主導した研究リーダーが過去5年間の成果をまとめたレビュー論文がPEPSの CAWSES II article collection に公表された.本論文はこれらの5件のレビュー論文を基礎に,CAWSES II の研究成果を総括している.

日本語原稿執筆者:津田敏隆(京都大学 生存圏研究所)
(敬称略)